一般国道421号道路改良(落石対策)工事

工事名 一般国道421号道路改良(落石対策)工事
工事場所 三重県いなべ市大安町
発注者 三重県桑名建設事務所
施工期間 2010年7月26日〜2011年2月28日
工事概要
  • ポケット式落石防止網工 A=1,970m2
  • ロープネット張工 A=450m2
  • 高エネルギー吸収型落石防止網工(ネットワン) A=2,600m2

計画概要

三重県桑名市浅川から、三重県いなべ市大安町石榑南を経て、滋賀県近江八幡市友定町に至る一般国道421号である。利便性向上のため鈴鹿山脈を石槫峠トンネルで横断し、三重県北勢地方と滋賀県近江地方の連携強化のため新規造成(付替道路)される道路工事である。

ネットワンについて

ネットワンの形式は覆式及びポケット式があり今回はポケット式の工法であり、ポケット式は、ネットの上部に支柱を設け落石を捕獲し、落石がネットに衝突した際に衝撃力及び速度を減衰させ(落石重量100KN、落石エネルギー4000KJに対応可能)、安全な場所に誘導させるものである。多くの落石を捕獲できる半面、落石がネットの上部に衝突した場合に相当な衝撃が加わることから、中規模の転石が散在した個所に適した形式と考えられる。

現場作業について

22年度開通予定の石槫トンネル工事に伴って、多数の建設業者が出入りする路線であり、三重県発注工事・国土交通省発注工事合わせて、最大12社が延長8km区間内で作業していた、そういった状況から、業者間での工程調整が必要不可欠であり、発注者も出席し毎月1度工事連絡会を開催し無事、無災害で工期内に竣工することができた。

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