復旧治山事業(一般補正)第29号工事(滝又)

工事名 復旧治山事業(一般補正)第29号工事(滝又)
工事場所
発注者 三重県松阪農林事務所
施工期間 2013年8月30日〜2014年2月20日
工事概要
  • 山腹工 A=0.14ha
  • 法切工 V=492m3
  • 法枠工 A=1911.2m2

三重県多気郡大台町栗谷を通る国道422号線から林道に入り、約7km山頂に向かって進んでいった先に、以前の台風被害から山頂より大きく崩れた法面に現場吹付法枠工を前回施工された箇所より引き続き施工する現場でした。
まず、現場着手直前に台風が接近し、前回施工時に設置されていたヤードが崩壊し、また進入路である林道が大きなダメージを負いました。そのため、材料搬入のため林道整備を並行しながら作業を進めなければならず、本工事との調整に苦慮しました。
また、工期は十分な余裕があったのですが、当現場は標高が高いため、雪の季節が迫っており、何としてでも降雪する前に工事完了しなければ、次に再開できるのがいつになるのかわからない不安がありました。にもかかわらず、作業は雨により中止せざるを得ない日が続き、進捗が進まない割に日数が過ぎていきました。そこで、目標工事完了日を設定し、そこから逆算し、各作業の完了日を決め、順次目標達成するように工程管理を行った結果、何とか目標ぎりぎりに完了することが出来ました。検査も無事終え、事故も無く終えられたのは、従業員と共に同じ目標へ向かって進んでいった結果であったと考えます。
法切工は機械をワイヤーにて吊り下げながら作業する「セーフティークライマー工法」にて行いました。初めての工法であり、手探りの中、工事を進めましたが、下請業者さんの協力により、迅速に掘削作業を終え、かつ安全にすることが出来ました。

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